【WordPress】5種類のユーザー権限の違いと設定方法をやさしく解説

ワードプレスを他の人も投稿できるようにしたいんだけど、サイトの設定をいじられたくない場合、なんか良い方法はないかな?

それなら、ユーザー追加をして違う権限を与えれば良いですよ!

WordPressから一旦離れて、冒険ゲームで想像してみてください。

パーティーを組む3人組
  • リーダー:戦略を立てる、新しい仲間の追加、アイテムの管理などすべてを決定できる
  • 戦士:モンスターを倒して記録をつける、武器を装備する
  • 見習い:冒険の記録はできるが、実力が足りない
  • 村人や通行人:冒険を見守り、楽しむ

このように、役割によってできることが変わります。
同じようにWordPressのユーザー権限も、役割によってできることが変わるため、安全に効率よく使うことができます。

目次

WordPressのユーザー権限の重要性について

ユーザー権限は、WordPressを安全に利用するために、重要なものです。
不必要な権限まで与えてしまうと、意図しない変更や情報漏えいのリスクが増加する恐れがあります。

例えば、パソコンやワードプレスの操作に慣れていない人が、必要なプラグインを間違えて消してしまわないように、プラグインを削除できない権限を与えます。

また、適切なユーザー権限を与えることで、触ってはいけない機能が表示されなくなります。
これによって「間違えて触ってしまった!」という”うっかりミス”もなくなり、ブログを書くなどの作業に集中しやすくなります。

「ついうっかり…」なんて言えないくらい大変なミスを防ぐためにも、適切なユーザー権限を与えることは大事なんだね!

テクこやも、ユーザー権限を使いわけて、ブログを書くユーザーとサイトの管理をするユーザーにわかれているらしいです。

WordPressのユーザー権限と役割一覧

ユーザー権限できることできないこと
管理者・サイト全体の設定を管理
・ユーザーの追加、変更、削除
・プラグインのインストール、管理
・テーマの変更、カスタマイズ
・すべての投稿、ページの作成、編集、削除
・コメントの管理
特になし(すべての権限を持つ)
編集者・自分の投稿の作成、編集、削除
・他のユーザーの投稿の編集、削除
・ページの作成、編集
・カテゴリーやタグの管理
・コメントの管理
・サイトの設定を変更
・ユーザーの追加、変更、削除
・プラグインやテーマの管理
投稿者・自分の投稿の作成、編集、削除
・メディアのアップロード
・サイトの設定を変更
・ユーザーの追加、変更、削除
・プラグインやテーマの管理
・他のユーザーの投稿の編集
寄稿者・自分の投稿の作成、編集
・保存した投稿のレビューを依頼
・サイトの設定を変更
・ユーザーの追加、変更、削除
・プラグインやテーマの管理
・自分の投稿を公開
・他のユーザーの投稿の編集
・メディアのアップロード
購読者・サイトのコンテンツを閲覧・サイトの設定を変更
・ユーザーの追加、変更、削除
・プラグインやテーマの管理
・自分の投稿の作成、編集、削除
・他のユーザーの投稿の編集
・メディアのアップロード
・他のユーザーのコンテンツにアクセス

各ユーザーの役割の詳細

管理者(Admin)

管理者はサイトのすべての設定や管理の権限を持ちます。
サイトを管理している人や、全ユーザーの管理をまかせたい人におすすめです。

管理者の管理画面

全部のメニューが表示されているね

編集者(Editor)

自分の投稿・他のユーザーの投稿の編集や削除ができますが、サイトの設定や、プラグイン・テーマの編集はできません。
投稿や固定ページを編集し、他のユーザーの投稿も管理する人におすすめです。

編集者の管理画面

更新、外観、プラグイン、ユーザー、設定ない

投稿者(Author)

自分の投稿のみ編集や削除ができ、他のユーザーの投稿にはアクセスできません。
ブログやお知らせなどの記事の作成担当で、自己判断で記事を公開できる人におすすめです。

投稿者の管理画面

更新、外観、プラグイン、ユーザー、設定、固定ページない

寄稿者(Contributor)

自分の投稿を編集することができますが、自力で公開はできません。
「管理者」「編集者」どちらかのユーザーの承認後、公開が可能になります。
外部のライターなど、自己判断で記事を公開できない人におすすめです。

寄稿者の管理画面

更新、外観、プラグイン、ユーザー、設定、固定ページ、メディアない

購読者(Subscriber)

記事の閲覧投稿のみ可能で、編集などはできません。
編集者ではなく、会員限定記事などの読者の権限としておすすめです。

購読者の管理画面

更新、外観、プラグイン、ユーザー、設定、固定ページ、メディア、投稿、コメント、ツールない

ダッシュボードとプロフィールだけですね!

ユーザー設定の方法

ユーザーの新規追加、変更、削除方法を説明していきますよー!

ユーザーの新規追加方法

管理者権限のアカウントでログインしてください

ユーザー→新規ユーザーを追加をクリックします。

ユーザーから新規ユーザーを追加を選択

ユーザー情報を入力していきます。

ユーザー名、メールアドレス、パスワード、権限グループを設定
  • ユーザー名:ログイン時にも使われるユーザー名で必須項目です。半角英数字で入力してください。
    ※後から変更できません!
  • メール:メールアドレスのことで必須項目です。通知を受け取れるメールアドレスを入力してください。
  • 名、姓:任意項目です。入力すると記事に表示されます。
  • サイト:任意項目です。サイトを持っている場合は入力してください。
  • 言語:基本はサイトデフォルトのままで問題ありません。英語で表示したい場合は変更できます。
  • パスワード:必須項目です。自動で強力な(安全性が高い)パスワードが入力されているので、そのままで問題ありません。
    ログイン時に必要なので必ずコピーしたりメモを取り、ユーザーに伝えましょう。
  • ユーザーに通知を送信:ログインURLやお知らせなどを届けるための設定です。
  • 権限グループ:ユーザー権限一覧から、適切な権限を選択します。

ユーザー情報を変更する

管理者権限、もしくは変更したいユーザーのアカウントでログインしてください

すでに登録してあるユーザーの情報を変更することもできます。
新規追加と同じように、「ユーザー」からユーザー情報を変更したいユーザー名をクリックします。

追加したユーザーのアカウントからログインした場合は、「プロフィール」からこの画面が表示できます。
(画像の場合、「usagi」のアカウント)

ユーザーから情報変更したいユーザー名を選択

ユーザー名以外は変更可能です。
また、登録時には設定できなかった「配色」や「プロフィール写真」なども設定できます。

ユーザー情報の変更画面

ユーザー情報を削除する

管理者権限のアカウントでログインしてください

ユーザーの削除も、ユーザー一覧画面から行います。
削除したいユーザー名にカーソルを合わせると、「編集、削除、表示、パスワード…」の文字が表示されます。
その中の「削除」をクリックしてください。

ユーザー一覧から削除したいユーザーにカーソルを合わせる

削除の確認画面が出るので、本当に削除してよろしければ、「削除を実行」をクリックします。

ユーザーを削除して良いかの最終確認画面

「ユーザーを削除しました。」という表示がされ、ユーザー一覧からユーザーの情報が消えています。

ユーザー一覧から削除したユーザーが消えている

まとめ

ワードプレスのユーザー権限の違いと、追加・編集・削除方法について理解できましたか?

わかった!使い方や使う人の立場によってユーザー権限を使いわけることができて便利だね♪

使いやすくなる他に、情報漏えいなどのセキュリティ対策や、サイトをうっかり壊さないための対策にもなります!

早速ユーザーを追加してみるぞー!!

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このブログ記事を執筆したパソコン講師

ワードプレス勉強中です。
初心者だからこその視点で、わかりやすくお伝えしていきます。
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