【WordPress】投稿を下書き状態のまま第三者に共有して確認してもらう方法4選

今書いているその投稿、公開する前に一度見せてもらえませんか?

はーい!

(とは言ったものの、下書きの状態でどうやって見せればいいんだろう?)

こんにちは!何かお困りのようですね。

いいところに!
下書きの状態の投稿を、ワードプレスのユーザーじゃない人に見せる方法ってあるの?

ありますよ!
いくつか方法があるので、一つずつ紹介していきますね。

ブログやお知らせ、報告など、ワードプレスで記事を書いている途中や公開する前に
「誰かのチェックが必要・誰かにチェックして欲しい」なんてこと、あると思います。
しかし、下書きの状態だと、編集画面にログインしている人でないと確認できません。

今回は、プラグインあり・なし両方の方法で第三者に下書きの状態で見せる手順と
それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。

目次

下書きの状態で第三者に見せる方法

今回、全部で4種類の方法をご紹介します。
プラグインなし・ありや、実際の画面で見る・画像で見るなど、用途や相手の状況に合う方法を使ってください。

  1. 閲覧用ユーザーを作る(プラグインなし
  2. パスワード付きで一時的に公開する(プラグインなし
  3. PDFやスクリーンショットで送る(プラグインなし・一部chrome拡張機能あり)
  4. 共有用URLを作る(プラグインあり

閲覧用ユーザーを作る(プラグインなし)

これは、ワードプレスのユーザーに相手を追加する方法です。

ワードプレスのユーザーには、いくつか種類があります。
閲覧用ユーザーを追加したい場合は、「寄稿者」か「編集者」の権限を設定するのがおすすめです。

寄稿者:投稿の閲覧はできるが、他人が作成した投稿の編集・公開はできない
編集者:すべての投稿の編集・公開などができる

確認だけをしてほしい場合は、「寄稿者」
修正や共同編集、公開までしてほしい場合は「編集者」を選ぶと良いでしょう。

ユーザーの追加方法

サイドのメニューより「ユーザー」を選択し、「ユーザーを追加」をクリックします。

ユーザー選択後、ユーザーを追加をクリック

必須項目の「ユーザー名」「メールアドレス」「パスワード」(すべて後から変更可能)を設定し、権限を選択します。

ユーザー名、メールは必須項目。パスワードはワードプレスが生成してくれる。

追加したユーザー情報(ユーザー名、メールアドレス、パスワード)を相手に伝えてワードプレスにログインしてもらえば、下書きした投稿を確認することができます。

もし「ユーザー追加をしたくない」場合は、以下3つの方法がおすすめです。

パスワード付きで一時的に公開する(プラグインなし)

ワードプレスのユーザー追加を行わずに下書きを見せる方法の一つとして、「パスワード付きで一時的に公開する」があります。
これは今回紹介する他の3つの方法と違い、パスワード付きで投稿を公開します。
ワードプレスにログインしなくても、パスワードを知っている人なら誰でも見ることができます。

ログインしていないユーザーからはこのような状態で表示されます。
※ワードプレスの設定によって、表示方法は多少異なります。

パスワード付きで公開すると、保護中とユーザーに表示される

パスワード付きで公開する方法

まず、通常通り下書きを作成したら、編集画面の右側にあるメニューから「投稿」もしくは「固定ページ」を選択して開きます。
ステータスをクリックすると一覧で表示されるので、「公開済み」を選択し、その下にある「パスワード保護」をクリックしてチェックを入れます。
さらにその下にあるパスワードを入力し、通常通り右上にある公開ボタンを押すと、パスワード付きで公開されます。

投稿もしくは固定ページからステータスを選択、公開済みとパスワードの項目を選択

パスワードを入力するときの注意!
「test」や「8888」など簡単で推測しやすいものにしてしまうと、見せることを想定していない赤の他人でも想定できてしまう可能性があります。
特に見られて困る内容の場合は、一時的だから大丈夫!と油断せず、英数字を組み合わせたり10文字以上にするなど、推測されにくいパスワードを設定するか、他の方法で共有しましょう。

PDFやスクリーンショットで送る(プラグインなし)

これは、下書きしたページへアクセスせず、画像として相手に見せる方法です。

  • 印刷すれば、パソコンやスマホがなくても見られるうえ、ペンでコメントを書き込める
  • パソコンやワードプレスの操作に慣れていない方でも見やすい
  • 誤って編集や公開する心配がない

上記のようなメリットがあります。

インターネットが繋がらない環境や、紙の方がやりやすいっていう人だとこれがいいね。

方法①「印刷」機能を使ってPDFとして保存する

プリンターで印刷するときに使う「印刷」機能ですが、実はそのままPDFとして保存することもできます。
初心者の方にも比較的わかりやすい保存方法です。

  1. ワードプレスのプレビュー画面を開く
  2. Windowsの場合はCtrl + P、Macの場合はCommand + Pを押して印刷の画面を開く
  3. 「送信先」はプリンター名でなく「PDFに保存」を選択
  4. Windowsの場合は、「詳細設定」で「背景のグラフィック」にチェックを入れる
  5. 「保存」を押して完了
印刷画面でPDFとして保存、Windowsの場合は背景のグラフィックにチェックを入れる

方法②開発者ツール(デベロッパーツール)でスクリーンショット

印刷プレビューの画面からPDFで保存すると、印刷したときと同じようにページごとに区切りができてしまいます。
実際の下書きプレビューのように1枚で見せたい、という場合は、他の方法を使うことをおすすめします。
開発者ツール(デベロッパーツール)でのスクリーンショット方法は、少し難しそうな画面が出てきますが、ツールのインストールなどが不要で、手順を覚えてしまえば簡単にできる方法です。

開発者ツール(デベロッパーツール)とは?
Webサイトの開発者が構成の確認や編集をするときに使うもの

  1. ワードプレスのプレビュー画面を開く
  2. 右クリック→「検証」をクリック
    (ショートカットキー:Ctrl(Command) + Shift + I
開発者ツールを開いた画面
  1. 開発者ツールの機能を呼び出すための「コマンドパレット」を開く
    (ショートカットキー:Ctrl(Command) + Shift + P
コマンドを入力する画面が出てくる
  1. 上部にある「Run >」の右側に「full」と入力すると、「Capture full size screenshot」という項目が表示されるので、クリックすると自動的にページ全体のスクリーンショットが撮影される
    日本語表示になっている場合、「Run」は「実行」で表示され、「フル」と検索すると「フルサイズのスクリーンショットをキャプチャ」と表示される
Run > full
と入力して、Capture full size screenshot という機能が出た画面
  1. 保存したスクリーンショットは、投稿のタイトルと同じ画像名で「ダウンロード」フォルダの中に保存される

方法③Google chromeの拡張機能を使う

開発者ツールってかっこいいけど、もう少し簡単な方法ない?

方法②の開発者ツールより、さらに簡単にスクショしたい!という方は、chromeの拡張機能を使う方法が簡単です。
chromeのウェブストアで「スクリーンショット」と検索すると多くの拡張機能が表示されるので、評価が高いものの中から使いやすいものを選んでください。

chromeウェブストア
https://chromewebstore.google.com/?hl=ja

おすすめのスクリーンショットの拡張機能:FireShot
ページ全体、表示している部分のみどちらも保存可能、PDF/JPEG/PNGなど保存形式が選択可、そのまま印刷したりメールで送ることもできます。
ショートカットキーが設定されているので、1回でスクリーンショットを撮ることができて、非常に便利です。

共有用URLを作る(プラグインあり)

これは、「Public Post Preview」というプラグインを使用した方法です。
ワードプレスにログインしていないユーザーも、下書きの記事を確認できます。

プラグインの追加方法

プラグインの追加は、「プラグイン」→「プラグインを追加」の画面の右上にある「プラグインの検索」という検索窓で「Public Post Preview」で検索し、本のアイコンのプラグインをインストールします。

プラグインの追加方法
本を開いたアイコンが目印

「今すぐインストール」というボタンを押すとインストールが始まり、しばらく待つと「有効化」というボタンに変わります。
「有効化」ボタンを押すと、画面上でのわかりやすい変化はありませんが、下書き状態の投稿が共有できるようになります。

下書き状態の投稿の共有方法

作成した下書きの投稿の編集画面を開くと、右側のメニューに「外部確認を許可する」という項目が増えています。

ページの真ん中あたりに「外部確認を許可する」という項目がある

こちらをクリックしてチェックを入れると、共有用のURLが表示されるので、コピーして相手に送ることで、ログインしていない状態でも下書きプレビュー画面を確認することができます。

「外部確認を許可する」にチェックを入れると自動的にURLが表示される

発行されたURLにアクセスすると、プレビュー画面と内容が画面上に表示されます。

確認用URLの有効期限は発行から48時間(丸2日)です。
期限を過ぎるとリンクは無効になり、見られなくなってしまいます。

それぞれの共有方法のメリット・デメリット

紹介した4つの方法は、それぞれメリット・デメリットがあります。
用途や相手によって向き・不向きがあるので、どの方法が一番良いのか見つけてみてください。

共有方法メリットデメリット
閲覧用ユーザーを作成・編集画面を確認できる
・(編集者権限の場合)相手も編集、公開ができる
・(寄稿者権限の場合)間違って公開するリスクを防げる
・相手にログイン情報を渡さなければいけない(管理の必要がある)
・ワードプレスに慣れていない方はハードルが高く感じる
パスワード付きで一時的に公開・設定が簡単
・パスワードを知っていれば誰でも見られる
・「公開」扱いで、完全に非公開ではない
・パスワードがわかれば誰でも閲覧可能
PDFやスクショで送る・サイトを介さないので安全
・相手の操作はほぼ0なので誰でも簡単に確認できる
・実際のページの動きや雰囲気が伝わりにくい
・修正のためのやりとりが増える可能性がある
共有用URLを作成・一度プラグインを入れれば簡単に共有できる
・URLは期限つきで安全
・プラグインのインストールや管理が必要
・URLの期限が切れたら再発行しなければいけない

ワードプレスを使ったことがある人なら閲覧用ユーザー、
パソコンが苦手な人ならPDF、みたいに使いわけたいね!

こんな時はこの方法がおすすめ!

フローチャートにしてみました。
もしどの方法にするか迷ったら、やってみてくださいね。

おすすめの方法フローチャート
  • 社内スタッフや共同制作者向け
  • 権限を細かく設定できる
  • 相手も編集可能
  • 外部のクライアント向け
  • URLとパスワードで簡単共有
  • 管理に注意が必要
  • ネットが苦手な人向け
  • 1回限りの確認に
  • お手軽で安全
  • チームなど複数人での確認向け
  • 非公開でも外部から確認できる
  • URLの有効期限あり

情報共有をするときの注意点

閲覧用アカウントを作ったときは、IDとパスワードを、
パスワード付きで一時的に公開したときは、URLとパスワードを相手に伝えると思います。

伝える方法はメール、LINEなどのメッセージアプリなど、様々ありますが、投稿が他の人に見られてはまずい内容の場合、特に送信時に注意が必要です。

  • 送信先は合っているか
  • パスワードは使いまわしでないか(もし使いまわしの場合、流出した際に他の情報にもアクセスされてしまう恐れがある)
  • 誰でも推測しやすい簡単なパスワードに設定していないか

上記をもう一度確認してから、情報を共有するよう、気を付けてください。

まとめ

下書き状態の投稿の共有方法を4つ紹介しました。

それぞれ便利な点もあれば、注意点もあります。
しかし、使い慣れればとても便利な機能なので、ご自分の状態に合った共有方法で「公開前チェック」を活用してみてください。

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このブログ記事を執筆したパソコン講師

ワードプレス勉強中です。
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